

陶芸を楽しむみなさんが陶芸全般について感じた疑問、質問や要望を日本電産シンポがその総力を挙げて答える(応える)コーナーです。 なにかに(?)と来たら、すぐに日本電産シンポへお寄せ下さい。
Q1 粘土の上手な保管の仕方を教えて下さい。
Q2 削った粘土はどのように再生するのですか。
Q3 釉薬の上手な保管の仕方を教えてください。
Q4 陶芸窯の設置場所は、どんなところが良いのでしょうか?
Q5 上絵と下絵はどう違うのですか。
Q6 電気窯の焼成中に漏電ブレーカーが働いて電源が切れることがあります。 どうすれば良いのでしょうか?
Q1 粘土の上手な保管の仕方を教えて下さい。
A) 一部の粘土を使用した後、残りの粘土はビニール袋等に入れ、しっかりと密封して空気が入らないようにして下さい。また、使用しない時には時々表面に霧をふきかけて同様の方法で保管します。さらに、保管場所は日の当たらない暗い所に保管しておくと(箱に入れておいてもよい)同じかたさを保つことが出来ます。
Q2 削った粘土はどのように再生するのですか。
A)しっかりと乾燥させてから、水をはったバケツに細かくした粘土を入れて、かきまぜずに2、3日はそのままにしておきます。それからよく混ぜてもう一度沈殿させてから、上水を捨て泥状になった粘土を素焼鉢に入れてほどよい硬さになれば使用できます。
Q3 釉薬の上手な保管の仕方を教えてください。
A)ふたのあるバケツか容器に保管して下さい。釉薬は沈殿しやすいので使用しなくても時々撹拌して下さい。また、その時に水も少し加えておくことによって粘度も保つことが出来ます。どうしても‘だま’がでるようであればふるいに通して下さい。
Q4 上絵と下絵はどう違うのですか。
A)上絵は本焼した後に絵付けして800度前後で焼成します。下絵は素焼の生地に直接絵付けし、その上から釉薬を掛けて本焼きます。したがって、上絵具と下絵具は溶ける温度が異なるので本質的には別の物です。また、上絵具には和絵具と洋絵具があり和絵具は半透明に、洋絵具は不透明に仕上がります。
Q5 陶芸窯の設置場所は、どんなところが良いのでしょうか?
A)床面はコンクリートなど確りと窯の重量に耐えられるところで、雨、風が当らない場所を選んで下さい。また、換気ができるようにすることも大切です。 迷ったら、当社の営業マンがアドバイスさせて頂きます。ご連絡下さい。
Q6 電気窯の焼成中に漏電ブレーカーが働いて電源が切れることがあります。 どうすれば良いのでしょうか?
A)高感度の漏電ブレーカーを設置されていませんか?10kW以上の陶芸電気窯は、作品やレンガに含まれる湿気の影響で、家電製品等よりも漏電の量が多くなります。当社推奨の200mAの漏電ブレーカーをお取り付けされることをお勧めします。